<資料>

昭和43年10月14日 第1回中部芸術祭 岡崎市民会館 45回目

 芸術を通し異体同心 団結の大切さを教えていただいた

●新・人間革命 光城 38〜41 より

 この1968年(昭和43年)の秋には、芸術祭が、各方面で盛大に開催された。芸術
祭は、芸術部員の日ごろの研鑽の成果を発表するとともに、仏法の人間主義を基
調とした新時代到来の喜びを、高らかに謳い上げようとするものであった。・・・
 芸術祭のトップを飾ったのは、10月14日に、愛知県の岡崎市民会館で行われた
中部芸術祭であった。・・・・・中部芸術祭の舞台は、バンド演奏や、童謡の独唱、洋
舞などが次々と披露され、ハイライトである舞踊劇「竹千代」に移っていった。芸術祭
の開催地となった岡崎が、彼(徳川家康)の生誕の地であることから、郷土の英雄の
忍苦の少年時代を題材に、舞踊劇を創作したのだ。人質という最悪の環境のなか、
使命の心を燃やし、未来に羽ばたかんとする竹千代の姿に、平和建設への決意を
託しての熱演であった。