<資料>

池田先生中部初訪問 名古屋班総合座談会(東区妙道寺)に出席 S28年12月12日

随筆 新・人間革命139 より

 1953年(昭和28年)の暮れ、私は、この広布開拓の苦難に満ち満ちていた愛知を
初訪問し、名古屋市東区での座談会に出席した。翌日は岐阜を回り、名古屋に戻っ
た私は、悪寒に震える熱っぽい体を押して、もう一ヵ所、座談会に出た。懐かしい、
東松録三郎さん・園子さんのお宅であった。東松さんは、前年の夏、戸田先生が名
古屋で最初に開かれた座談会で、入会した先輩の一人である。
 会合のあとも、私の寒気は治まらず、夜行列車までの時間、東松家の二階で、小
休止させていただいた思い出は、忘れることはできない。二階で横になっている私
に東松さんは、毅然と言われた。「池田先生、何があっても、私たちは負けません。
学会とともに、広宣流布のために戦います。どんなことがあっても、学会を守ります。
学会を広げます。池田先生、見ていてください」と。

幸の風 中部の空より

我らも師の心を受け 昭和28年 師走の夜 勇んで座談会の園に走り
黎明の時来るを語り説いた 「君もたて! 我も立たん!」
われらは信じた 妙法の若き天下人出ずるを

このS28年、池田先生が中部に初訪問されてより本年で50年。
記念すべき中部広布50周年の淵源である。