三沢抄 |
【本文】 此の法門出現せば正法・像法に論師・人師の申せし訪問は皆日出 でて後の星の光・巧匠の後に拙を知るなるべし、此の時には正像の 寺堂の仏像・僧等の霊験は皆きへうせて但此の大法のみ一閻浮提に 流布すべしとみへて候、各各はかかる法門にちぎり有る人なれば・ たのもしと・をぼすべし |
【内容】 この御書は建治4年2月身延の地から駿河国、今で言えば静岡県 の三沢に住んでいた三沢さんに与えられた激励のお手紙です。 三沢さんは、大聖人門下が権力により迫害されるなか、幕府の目 を恐れて大聖人から遠ざかっていた人のようです。 今回の範囲では、佐渡流罪以後に初めて、末法に弘めるべき真実 の大法を明かしたのだから、太陽が出た後の星のように、また一流 の人の後の三流の人のように、正法・像法時代の法門はすべて力を 失い、この大聖人の仏法のみが広宣流布していくであろうと大確信 を述べられています。そして、広宣流布の陣列に連なって戦い抜く 人は絶大な功徳の人生が開け、成仏、すなわち人間革命は間違いな いので頼もしく思っていきなさいと激励されています。 私たちも、地域で、社会で、人生で勝利の旗を打ち立てていける ように、大確信を持って対話に励んでいきましょう。 2005/07/11(月) どん兵衛の館にて |