【内容】
この御書は念仏の強信者で極楽寺良観の信奉者という池上康光を
父にもつ兄弟、宗仲、宗長に与えれらたお手紙です。この兄弟は約
20年にわたって信心を頑張ってきたのですが、良観らの陰謀もあ
って、兄が父から勘当される事態になり、大聖人は弟の信心が動揺
することを心配され、様々な角度から激励されています。
今回の範囲でも紛然と競い起こる三障四魔と最後まで戦い抜くこ
との大切さを教えられ渾身の激励をされています。
本文では、まず信心の実践と理解が進んだ時こそ三障四魔が激し
く起こってくると述べられています。大聖人の仏法は、仏と魔との
戦いであり、魔との戦いに勝てば成仏できるのだから、三障四魔が
競い起こっても畏れてはダメだ!翻弄されてはダメだ!とおっしゃ
っています。また三障四魔も起きないようなものは正法ではない!
ともおっしゃっています。大聖人の仏法では行解の中心が折伏であ
ることは言うまでもありません。三障四魔という障害が競い起こっ
た時こそ、宿命転換のチャンス、成仏のチャンスととらえて、魔を
打ち破る戦いを、師のもとで堂々と勝ち進んでいきましょう。
2005/02/08(火) どん兵衛の館にて
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