【内容】
この御書は建治元年8月4日、乙御前御消息となっていますが、
乙御前の母に宛てられたお手紙です。乙御前の母は、日妙聖人の法
号を頂き、日本第一の法華経の行者の女人と称された方で、婦人部
の皆様のことです。
今回の範囲では、まず妙楽大師の言葉をひき、諸天の守護も各人
の心の強さによると言われています。「信心してるから大丈夫」と
いうのではありません。信心しているからこそ用心をおこたりなく
することが大事であり、強い信心があってこそ諸天の働きが顕れる
ということです。
また、後半では、これまでの信心を称賛されながらも、更に深い
信心に立って戦っていくようにご教示されています。
過去にどんなに戦っていても、今、停滞したならば魔に破られる
ことになってしまいます。過去は過去。今日より明日へ。今まで戦
いきった人も、不完全燃焼だった人も、今日よりは、新たな更なる
決意で、日々、前進の信心に立って戦いましょう。
強き心は戦いの中にこそあります。また戦いの中にこそ諸天の守
護もあります。諸天の守護も、所詮、その人の信心によります。
2004/04/12(月) どん兵衛の館にて
地域により差はあるけど、間に合ったかなぁ...(^ ^ヾ
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