松野殿御返事
1382頁10行〜1382頁11行

【本文】

  或は「若実若不実」とも説かれたり、之れを以つて之れを思ふに
 忘れても法華経を持つ者をば互に毀るべからざるか、其故は法華経
 を持つ者は必ず皆仏なり仏を毀りては罪を得るなり

【内容】

  この御書は建治2年12月9日、現在の静岡県に住んでいた松野
 入道さんに宛てられたお手紙で、別名を「十四誹謗抄」といい、私
 たちが、ついつい犯してしまいがちな誹謗を戒められています。
  今回の範囲では、指摘されることが真実であったとしても、ウソ
 であったとしても、妙法を受持している人を謗ってはいけない。そ
 の理由は、法華経を受持する人は皆仏であり、仏を謗れば罪を得る
 からであると仰せです。
  決して人の非を責めたりするのでなく、補いあい、守りあってい
 くことが、また、どこまでも同志を尊敬し、大切にしていくことが
 信心の要諦になります。
  個性を大切にしながら呼吸を合わせ、楽しく広布の活動を進めて
 まいりましょう。

               2004/03/06(土)  どん兵衛の館にて


  次回からは、ちったぁ早くアップだぜ! m(_ _;)m


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