崇峻天皇御書 |
【本文】 一代の肝心は法華経・法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、 不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人 の振舞にて候けるぞ、穴賢・穴賢、賢きを人と云いはかなきを畜と いふ |
【内容】 この御書は、四条金吾が同僚から妬みを受け、身の危険にさらさ れている状況のなか、建治3年9月11日、聡明で慎重な言動が大 事であると指導されたお手紙です。 今回の範囲では、まず、釈尊一代の説法の肝心は法華経であり、 その修行の肝心は不軽品であると仰せです。そして、万人に尊い仏 性があることを信じて、なにがあろうとも、すべての人々を敬った 不軽菩薩の実践は、釈尊の出世の本懐が人の振舞にあることを示し ていると仰せです。現実の中で、どう振舞っていくのか(善知識で 受けとめるのか、悪知識で受けとめるのか、また、自身の弱い心に 勝つのか、負けるのか、友の悩みに同苦できるのかどうか)ここに 修行の真髄があると言えましょう。 最後に、理性をもって自身を制御し、価値を見出していける賢さ が人間であり、目先の利害や感情に振り回される愚かさは畜生だと 仰せになっています。 私達も、大聖人の仰せになるところの人間として、賢明な振舞で 創価完勝の年を飾っていきましょう。 2004/01/17(火) どん兵衛の館にて 座談会御書のアップ、今月も忘れてました。 m(_ _;)m |