南条殿御返事
1578頁5行〜1578頁8行

【本文】

  釈迦仏は・我を無量の珍宝を以て億劫の間・供養せんよりは・末
 代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐ
 べしとこそ説かせ給いて候に、法華経の行者を心に入れて数年供養
 し給う事有り難き御志かな、金言の如くんば定めて後生は霊山浄土
 に生れ給うべしいみじき果報なるかな

【内容】

  この御書は弘安4年9月11日、熱原の法難の心労のためか、病
 気がちだった南条時光が大聖人への御供養に励まれていることに対
 し、早く病気を治して大聖人のもとに来るように激励されたお手紙
 です。
  今回の範囲では、法華経法師品を引用され、釈迦に供養するより
 も末法の法華経の行者に供養する功徳の方が大きいことを述べられ
 ています。
  妙法を弘通する人を供養し、広宣流布を助けていく功徳は、今世
 のみならず、生々世々にわたって大果報となって現れるものであり
 「広宣流布のための供養」こそが真の供養ということです。
  池田先生は「広宣流布のために働いたことは、すべて自分の善根
 となる。広布の団体・創価学会のために行動したことは、すべて自
 身の福徳となる。仏法には、いっさい、無駄がない。因果の理法は
 絶対である。」と仰せです。
  私達も広布のために戦って、自身を福徳、善根で飾っていきまし
 ょう。

               2003/11/13(木)  どん兵衛の館にて


  座談会御書のアップ、すっかり忘れてました。m(_ _;)m


座談会御書一覧に戻る