【内容】
「十字と書いて、なんで蒸し餅やねん」と思ったのは、私だけで
しょうか。どうやら、食べやすいように十字に切れ込みを入れてい
たことが、この読み方の由来らしいです。
この御書は、南条時光のお姉さんにあたる重須殿の奥さんが、蒸
し餅と果物を御供養されたことに対するお手紙で、妙法への御供養
に励む純真な信心を称賛され、幸福を万里の外から集めることがで
きると仰せになっています。どんなに人や地域に福運がないように
思えても、信心に励めば、福運を呼び寄せることができるというこ
とです。叶わざるなしの御本尊を信じて頑張りましょう。
次に、影と体の関係を例にとり、その生命に刻まれた善根は、必
ず生活面にも現れ、幸せな人生となってくるという道理を明かされ
ています。逆に、正法に敵対し、広布の妨げをするならば、福運を
失い、様々な災いを招くとも仰せです。
最後に、御本尊を信じ、広布のために尽くす人は、栴檀が素晴ら
しい香りを具えているように、力強い仏の生命が脈うっているので
自身の生命に仏の生命を現すことができると教えられています。
広布のために戦う学会活動もすべて、自身の生命に善根を刻むこ
とになり、福運となっていることを確信して、朗らかに前進してい
きましょう。
2003/05/11(日) どん兵衛の館にて
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