法蓮抄
御書全集 : 1051頁 9〜11行

【本文】

 悪王あつて法華経を失わば身命をほろぼすとも随うべからず、持戒 
 精進の大僧等・法華経を弘通するやうにて而も失うならば是を知つ 
 て責むべし、法華経に云く「我身命を愛せず但だ無上道を惜しむ」 
 云々

【内容】

  このお手紙は現在の千葉県にあたる下総国に住まわれていた曾谷
 さんに宛てられたものです。当時、大聖人は曾谷さんのことを曾谷
 教信入道法蓮を呼ばれていたようです。入道とは在家で信心を頑張
 っている人のことで、曾谷さんのことを法連上人と称えられていま
 す。一般的には上人は出家した人につけるものですが、大聖人から
 見れば、信心には出家も在家も関係なく皆平等であるということが
 うかがわれます。どっかのクソ坊主とは違いますね。
  今回の範囲は、まさに権力者やクソ坊主どもの策謀と断固として
 戦い、正法を護りきることが大事だと記されています。これを身近
 なことに置き換えてみますと、悪に誑かされている人を救っていく
 こと、すなわち折伏が大事だということになります。
  自身の人間革命を目指して、広宣流布を目指して、勇気をふりし
 ぼって、どんどん折伏・対話に励んでいきたいと思います。

                  2002/03/17(日)  地区座にて


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